一年程、時間を遡って『無形 宝物』の続き
やっぱりアンティークの仕事がしたい。。。
うっすらアンティーク業界でまた働いている自分の姿をイメージし始めた。
ところで、私は通販のお化粧品マナラの製品をとても愛用している。
マナラの社長、岩崎さんや社員さん達とこれまでも何度かお会いする機会があった。
岩崎さんは私と同世代。一から会社を立ち上げ、素晴らしい製品を世に送り出す企業の社長であり、妻であり、母でもある。いつもすごいなあと心の底から尊敬している。
マナラでは社長の岩崎さんをはじめ、多くが子育てをしながら働くママ社員で子連れ出勤が認められている事は知っていた。
一年程前にお会いした際
今度は、なんと若手社員がママ社員宅を訪れ、子育てを経験してママ社員の苦労を知ろう。という公式行事がなんと若手社員の要望でできたそうだ。
さらに参加希望者が多くキャンセル待ちというではないか。
この話を聞いて、反射的に「すごい!ウチなんて。。。。。」
と言いかけてこれ以上言うのをググッと堪えた。
というか恥ずかしかった
情けなく惨めだった
超カッコ悪いっ
なぜなら私の働いていたところは、
子育て中というのはむしろ汚点のようだった。
誤解が無いように
私がその勤務先でお世話になって以来、休んだのは娘のノロと夫のコロナ疑惑の計二日だけ。
それも前日連絡
だから
勤怠などで責めを負うべきことは断じて無かった。
そんな環境だったので、長らく職場では、自身の家族の話はもちろん、教育等に関わる世間一般の話まで一切を封印してきた。
これが自己肯定感を下げた大きな要因だった。
さて、愚痴はここまで
complains get me nowhere.
なぜ「すごい!ウチなんて。。。」で踏みとどまることができたのか。
そのカギがこの度のタイトル Complains get you nowhere. である。
意訳
・不平不満からは何も生まれない
=➕➖ゼロ (私個人の解釈)
直訳
・不平不満はどこにも辿り着かない
=体力を消耗しまくっても永遠に着かない無限のマイナス。まさに地獄絵巻
方向オンチが深刻な悩みの私にとって、こちらの方がはるかに悲惨だ。
だからこのフレーズが心の奥底に引っかかっていたのだろう。
この言葉が私を引き留めてくれた。
目を覚ましてくれた。
「おいおいカッコ悪いよそれ」って
長らく私を苦しめたそれは
小さな小さな別世界でのこと
世の中には無駄な経験なんて何一つない
育児は育自
ごめんね娘達よ
また一つ前向きになれたのだった。
このフレーズを当面の間、座右の銘としよう。
ちょっとカッコ悪いけれど